PHPのセットアップ part.3 | PHP入門 ~初心者でもできるブログ作り~

PHPのセットアップ part.3

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[今回の範囲:教科書20~25p]



今回はPHPの動作に関する設定を行います。設定のためには教科書に書かれているようにphp.iniファイルを用意する必要があります。


教科書では『エラー表示』『拡張機能(エクステンション)』『日本語処理』の3項目について主に説明されていますが、最初の2つは教科書の通りで全く問題ありません。覚えておいて損のない単語としてはphp_mbstring.dllというエクステンションDLLに含まれているmbstringという単語です。これは


multi byte string


の略称ですね。



そして最後の項目である『日本語処理』ですが、教科書に書かれている通りに設定した方が良いと思います。ただ、もし携帯向けサイトの構築を考えておられるのでしたら、mbstring.internal_encodingの行はコメントアウト(行頭に ; )しておいた方が良いかもしれません。


というのも、携帯には独特の文化というか絵文字の存在があります。この絵文字を携帯会社間で相互変換させようとすると、スクリプトはSJISで記述した方が楽かもしれないからです。


PHPではスクリプトの文字コードをSJISにすることを推奨していませんが、基本的にSJISで記述してもほとんど問題なく動作します。ただ本来推奨されているのはEUC-JPもしくはUTF-8です。SJISを使う場合は文字化けに注意する必要があるなど、若干面倒な部分がありますが、慣れと経験で対応できるようになるものばかりです。


内部コードを予め明示させておくかどうかは皆さんの判断に委ねることにしますが、本講座では教科書と同じでスクリプトの文字コードはEUC-JPということで進めていきます。


24pのmagic_quoteの設定については教科書に書かれている通りです。私の経験でも設定が On になっている場合、煩わしいと感じることがほとんどで、全くと言って良いほど On にするメリットはありません。


日本語処理にしても、このmagic_quoteにしても、文字に対する処理はプログラマ自身が行うべきで、そうでないとバグが発生した時に、デバッグ作業が余計に面倒になることがあります。



ここまでの通りphp.iniの設定を終えたら設定内容を反映させるためにApacheの再起動を行います。今後もphp.iniやhttpd.confを編集した後は必ずApacheを再起動させるようにして下さい。