PHPのセットアップ part.1 | PHP入門 ~初心者でもできるブログ作り~

PHPのセットアップ part.1

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[今回の範囲:教科書16~17p]


まずこちら からPHP4.3.11のWindows用アーカイブをダウンロードして下さい。教科書では最新バージョンは4.3.10となっていますが現在の最新バージョンは4.3.11です。当ブログでは4.3.11のインストールを前提として解説していきます。


さて教科書の17pに記載されていますがPHPにはCGI版とモジュール版の2種類が存在します。プログラムを書く上で両者に違いはないのですが、教科書通りモジュール版のインストールを当ブログでも推奨します。


では本題に入りますが今回はインストール作業に移る前にCGI版とモジュール版の違いについて解説したいと思います。


Unix系サーバーではプロセスと言うのですが、CGI版とモジュール版の大きな違いは新たなプロセスを生成するかどうかという点にあります。Windowsで言うなら新しいウインドウが開かれるかどうかに似ています。


CGI版の場合はPHPスクリプトが実行される際、webサーバーが新たにPHPスクリプトの実行プロセスを生成します。この際、webサーバーとPHPスクリプトの実行プロセスは互いに関連しながらも独立した状態になっています。そしてwebサーバーから生成された実行プロセスはプログラムを実行してその結果をwebサーバーに返すことになっていて、webサーバーでは実行プロセスから受け取った結果をユーザーのブラウザで表示させるべくレスポンスを返します。


つまりCGI版はそれぞれが独立して自分の働きをするわけです。


一方モジュール版はwebサーバーにPHPスクリプトの実行機能を追加したものになります。つまり外部プロセスとして実行プロセスを生成することなくwebサーバー自体でPHPスクリプトの実行が可能となります。ですから新たにプロセスを生成することがない分、処理速度が若干ですが高速になります。


主な違いはプロセス生成の有無程度だと理解していただければ問題ないのですが、一般的なレンタルサーバーではモジュール版が主流を占めています。


大まかにPHPが実行される際の動作がどうなっているかを理解していただいて次回はインストール後の設定について解説したいと思います。